ドイツハム・ソーセージ・マイスター/ Der Metzgermeister

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    ドイツ食肉加工マイスター
    秋田健博君(28歳)、名古屋で念願の開店!


     縁あってドイツで知り合った秋田君がドイツのハム・ソーセージの手作り「食肉加工マイスター」になって今春帰国!この秋、名古屋で念願の店をオープンした。

     名古屋駅から地下鉄東西線で中村公園駅で下車すると、豊臣秀吉を祀る秀吉の生地として知られる豊國神社がある。

     そこから太閤通りを西へ徒歩約12〜3分程、稲葉地という所で秋田君の経営する「AKITA HAM・秋田ハム」はある。

    秀吉の生地、豊國神社参道入り口にある大鳥居/地下鉄東西線中村公園
    豊國神社

     僕の私見ではあるが、本物志向する優良店はかなりの確率で立地条件のあまり良くない処にある。

     秋田君のお店も、その点は優良店の第一条件を備えている。だいたい便利な駅前の好立地条件の店で、良い店はまずない。 

    店構えも看板も、いかにもドイツで修業した秋田君らしい肉屋さんだ。
    AKITA HAM

     まずは秋田健博(たけひろ)君について少しご紹介しよう。

     僕が秋田君に出会ったのは今から5年程前の夏、南ドイツのミュンヘンから車で1時間ほどの所にある、ドイツ、オーストリーとの国境近くにあるキム湖畔のプリーンという町だった。

    プリーンは昔僕がドイツ語を学んだなつかしい街でもある。その町のクンツ(Kunz)という肉屋さんで修業中の秋田君に出会った。

     秋田君はサッカーがやりたくて、名古屋の大学を中途退学してドイツ留学中だったが、本場ドイツのサッカーの壁は想像以上に厚く、夢半ばにして無念の涙を噛みしめ、悩み苦しみ、サッカーへの道を断念した。

     その後、父上の養鶏ふ化業の影響もあり、関連業ともいえる、肉食加工マイスターの道へ方向転換したという。 

    渡独後8年間の修行で、紆余曲折の末合格したマイスター資格試験!


     肉食加工マイスター(Metzgermeister)の資格を正式に持っている日本人は果たして何人いるのだろうか?

     数か月間の実習コースを受講して、短期修業資格を取得したにわかマイスターはいるかもしれないが、、、。

     この世界の事は詳しくは知らないが、少なくともドイツの「マイスター制度」についてはワインの世界で僕も少しは勉強した。

     ドイツは職人の国とも言われるが、中世から受け継がれてきた国家資格、「マイスター制度」食肉加工マイスター、ベッカー(パン)、ワイン栽培醸造、大工など、今も続く40業種程の資格があるという。

     マイスターになるためには、国家資格のある親方がいる店で3年間の実務経験を行い、養成学校で経営、法律などの知識を学び、厳しい国家試験に合格しなければならない。
     
    汗と涙と喜びの合格証書「マイスター・ブリーフ」 
    マイスター・ブリーフ

     秋田君(28歳)は20歳の時に渡独して、僕が出会ったのが5年前とすると、当時23歳だったことになる。

     その頃の彼はサッカーに挫折して、肉屋さんで働きながら、ドイツの大学へ入学すべく、ドイツ語の猛勉強中だった。

     彼は驚いたことにドイツ語のゲーテ学院の上級試験(Oberstufe)に合格していた。上級試験合格とはドイツの殆どの国立大学への入学資格が得られることを意味し、それは大変な事だ。

     ドイツ語専門の日本の大学の講師、教授レベルの方でも中々合格できないし、ドイツ人でも一度で合格はとても無理、自分の経験上この試験に合格するには相当な努力と時間が必要だ。

     肉屋さんになるには、そんなに難しい試験に合格せずともなれるのに、、どうして上級試験を受験したのか?と訊ねたら、マイスターを目指すなら大学へ入学せねばならないと彼は考えたと、、。

     僕はその時、秋田君の半端ではない決意を感じたが、日本で大学を中退してまでやりたかったサッカーに挫折し、何か別の道に自分の気持ちを集中させたい、というその彼の熱い気持ちは理解できるように思えた。

     「ドイツの大学へ行く」という秋田君の次なる目標を理解したご両親は金銭的援助をしてくれたが「肉屋さんになる」という、次々に変わる彼の夢には、初めはご両親は失望し、反対したという。

    マイスター試験の受験のために、2ケ月間の食肉加工マイスター養成学校に通った。2008年秋。
    バイエルン州・ランツフート肉専門学校

    バイエルン州の専門学校修了証            店頭看板
    終了証 店頭看板

    秋田君が作った見事な燻製豚!
    燻製豚肉

     「AKITA HAM(秋田ハム)」にはドイツから直輸入したハムソーセージ工房の素晴らしい本格的な設備がある。

    工房設備01 工房設備02

    工房設備03 工房設備04

     秋田君のハム・ソーセージは一体どんな味がするのか?しかし、こればかりは食べてみないと分らない。

    しかし、ドイツ歴40年の小柳が味わった感想を言えば「さすがにマイスターの作ったドイツのハムソーセージ」の一言である。

     僕は訳あって肉食に日頃は殆ど縁のない生活を強いられているが、今回ばかりは彼の手作りハム・ソーセージを少々味わった。
     
     ドイツで食べたあのソーセージや朝食の生ハムや焼き立てのパンと食べた
    レバーペーストの味わいを秋田マイスターは思い出させてくれた。
     
    名古屋ワイン教室で早速彼の手作りソーセージを食したが評判はすこぶる良い!今後が楽しみだ!
    ゆで上げソーセージ サラミ

     秋田君の夢がようやく叶った!しかし、本当の勝負はこれからだ!
    君の作るハム・ソーセージは最高に美味しい。だから自信を持って一歩一歩努力して欲しい。日々精進すれば「成功という二文字」は必ず自分のものになると僕は信じる!

    開店おめでとう!
    ドイツ肉加工マイスター秋田健博
     
     秋田君はドイツで肉だけではなくパン焼きも習得してきたという。
    彼の焼いたドイツパンも食べてみたが、これがまた、涙がでるほどドイツだった。

    ドイツの朝食 手焼きドイツパン

     さあ!ブログをここまで読んでこられた皆さん。

     これが秋田マイスターの手作りハム・ソーセージセットだ!騙されたと思ってまずは3000円セットを注文したまえ!誰しもがキット本物の美味さに唸ってしまうだろう。

    秋田君が作った「おまかせ3000円セット」
    おまかせ3000円セット

     そして、ドイツを一寸は知っている諸君には初めから5000円セットをお勧めする。週末に来客を控えたご家庭には最適なパーティーセットだ。

     ワインは南仏やイタリアの赤なら彼のハム・ソーセジならなんでも相性が良いが、真のドイツファンなら迷わずリースリングかシュペートブルグンダーの辛口(trocken)を選ぶだろう。

     電話で相談すればどのような品揃えも購入できるが「マイスターおまかせセット5000円」が一番だ!

     ただ、本物だから日持ちがしない!パックを開封しなければ1〜2週間以内で食べねば美味しさが損なわれる。

    パックを開封すると生ハムなどは室内温度により2時間ほどで微妙に変化してくる。ワインよりさらにデリケートだ。

    あとは秋田君を応援しよう!
    ドイツを応援しよう!

    ※ここまで読んでくれてありがとうございました。

    秋田君が作った「おまかせ5000円セット」
    おまかせ5000円セット

    ※ご注文は電話かFAXで!
    ************************
    AKITA HAM
    ドイツハム・ソーセージ加工マイスター
    秋田 健博

    〒453-0841 名古屋市中村区稲葉地3丁目7番地
    電話番号 :052−411−2340
    専用FAX:052−411−8481
    ************************

    コメント
    いつも頑張ってるたけ君のハム ウインナーわ本当に美味しいです。これからも美味しいものをどんどん作ってくださいね。楽しみにしています
    • 安江百合子
    • 2010/06/14 8:06 PM
    小柳様 初めまして ケルンでドイツ民謡をやっているおばさんこと、ファブリーはなです http://fabry-en.de/hana/homepage.htm 今日小柳様のホームページを見つけました なんと!元々歌手の方なのですね 小柳様のブログ読ませて下さいね。秋田さん素晴らしい作品ですね
    はなさんコメントありがとうございます。
    私もかつてケルンで音楽の勉強をした事があります。
    1973年〜75年くらいでした。懐かしいですね。
    • ファブリーはなさん
    • 2011/12/14 12:35 PM
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